こんにちは。
バンクーバーのダウンタウンには色んなスーパーがあるのですが、僕は韓国系の店に行くことがあります。日本では見ることの出来ない珍しいインスタントラーメンがたくさんあるので、友人におすすめを聞いて美味しいものを買ったりしています。
僕のおすすめはブルダッポックンミョン(直訳:火の鶏炒め麺)という激辛の汁なし麺です。ただ、これ死ぬほど辛い。僕は初めて食べた時辛すぎて顔面が麻痺しました。あと口が閉じれなくもなりました。辛いモノ好きの韓国人でも食べれない人がいるくらいだとか。単品で食べるなんてとてもじゃないけど出来ないので、野菜を和えたり、ごまドレッシングをかけたり、ご飯と一緒に食べたり、何かしらアレンジをしています。
調べたら楽天で売ってるみたいなので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。http://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E6%BF%80%E8%BE%9B+%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3/100227/
さて今日はバンクーバー島にあるビクトリアという観光地に旅行に行った際のことを書いていきます。
<一日目>
◆乗船(9:00~)
今回向かうビクトリアはバンクーバー島という島にあるこぢんまりとした西洋風の街です。ややこしいことにバンクーバー島とバンクーバーは立地が異なるので、行き来するのにフェリーを使う必要があります。バンクーバー市内からバスでフェリー乗り場まで向かい、乗船します。ちなみにフェリーは一時間に一本と頻繁に運行してくれているので逃しても一時間待てば次の便に乗れちゃいます。値段も大人$20しないくらい。そんなに高くありません。
船内は船酔しやすい人でも大丈夫なくらい揺れがなく快適でした。中には食堂や売店があるので軽食をそこで済ませることが出来便利です。(ただしものはやや高いので持参するのが賢いかと。)
そんなこんなでバス移動も含め3時間半ほどでビクトリアのダウンタウンに到着。まずは昼食を済ませることに。
◆昼食(13:00~)
「昼食は有名ドコロで!」と事前に調べていた”Blue Fox Cafe”という店に行きました。エッグベネディクトが有名らしく、混んでいたため30分ほど並んで入店。名前は忘れましたがなんかオシャレなエッグベネディクトを食べました。完全に田園調布の奥様の休日の昼食。
チップ込みで$15ほどとやや高めではありましたが観光料金ということで。友人はオムレツに挑戦して見事に地雷を踏んでいました。スタンダードなものを注文するのがベストです。
◆観光(14:00~)
さて、昼食後はお待ちかねの観光ということでまずはインナー・ハーバーという港沿いを散歩。休日ということもあり観光客で賑わっていました。
近くにあるブリティッシュコロンビア州議事堂にもよって来ました。英語だと”Legislative Assembly of British Columbia”と言います。かっこいい。
ここはビクトリアを象徴する観光地といっても過言ではありません。建物を見てイギリスっぽいなと思った人、ご名答。どうやら歴史的な背景からイギリスの影響が色濃く残っているそうでいちいちオシャレ。ガーデニングも盛んできれいな花をたくさん見ることが出来ます。
木陰で一休みした後はBCロイヤルミュージアムに行きました。トリップアドバイザーという旅行総合サイトでレビューが高かったので博物館が好きじゃないメンバーを1時間説得してプランに入れました。
ちなみに学生カードを見せると$16で入れます。
やはり評価が高かっただけあってかなり楽しめました。反対派の友人も大興奮だったので説得したかいがあったものです。ただ2時間ぐらい歩き続けてやっと見終わるくらい展示物が多いので休み休み見るといいでしょう。終盤は”Is it never ending…?”と終わりの見えないゴールを探しさまよい歩きました。博物館の大きさもカナダサイズです。
◆夕食(18:00~)
観光の後は夕食です。友人がおすすめされたという日本料理屋に行きました。カナダに来てから日本料理のレストランに行くのは初めだったのでなんだか新鮮な感じでした。
ごまみそうどんとネギトロ巻きを注文。
夕食後はバーに行って地ビールを飲むことに。本当は地元のビール工場を見学したかったのですがあいにくこの日はやっていなかったのでバーで我慢。相変わらず貧弱な僕はビール一杯を2時間ほどかけてちびちび飲み、その間友人はピッチャーを3つほど空けていました。なんなんだこの差は。
その後酔い覚ましに再度州議事堂に行きライトアップされた建物を見てホテルへ。まだ飲み足りなかった友人は二軒目に行くと行っていましたが僕は眠かったので彼らを置いて帰りました。 おやすみなさい。
<二日目>
◆朝食(10:00~)
二日目はビール一杯男の僕がいち早く起床し、ラウンジでイラン人とビリヤードをやっていました。日本だとボールのナンバー順に落としていきますが、ボールの柄(ストライプと単色)で2チームに分けて、早く自分たちのボールを落とした方が勝ちというルールでプレイしていました。こっちだとこれが主流なんでしょうか。
全員が集合した後、朝食として”Shine Cafe"というまたしてもオシャレな店に。パンケーキが有名らしいのですが朝からガッツリ食べたい派の僕はセオリー無視でクラブサンドを注文。美味しかった。
OLのランチ並のオシャ度
◆観光(12:00~)
ビクトリアと言ったら、な場所は州議事堂の他にブッチャードガーデン(庭園)です。花があるだけでなんてことない、なんて聞きましたが行ってみないことにはなんとも言えないということでプランに盛り込みました。
ダウンタウンからはやや遠く、バスで1時間ほどかかります。バスを待っている時に中国人に「このチケット二日分だから安く入れるアルよ。一枚あるから半額で売ってあげるアルよ。」と言われたので純真無垢な僕はまんまと買いました。買った後全速力で逃げていく中国人の背中を見て「ちょ、これやられたやつや」と悟り、バスの中では友人に笑われ、”What the heck, f●ckin' bit●h…”と暴言をブツブツつぶやきながら目的地へ向かいました。
到着後、結局前日のチケットを$3で当日のものに変えられることがわかり結果的に得をした僕。中国人ありがとうアル。でも今回はラッキーだったというだけで、こんな感じで日本人がカモられることは全然ありえるんだなと、改めてここが海外であることを実感しました。うーん、慣れって怖い。
さて実際の庭園はこんな感じです。
ヨーロッパテイストのきれいな花がたくさんありました。お花大好き人間ではありませんがそれでも十分楽しめたので行く価値はあったかなと。でもなんで庭園内にメリーゴーランドがあるのか、そしてなぜ
シャチなのか。
謎です。
◆残留(17:00~)
さて、これでバンクーバーに帰宅。のはずでしたが 、僕だけもう一泊残留することに。目的はシンフォニー・スプラッシュというイベントを見るためです。どういうイベントかというと、海上に設置された特設ステージでヴィクトリア交響楽団がコンサートを行うというものです。(以下公式ホームページ)
http://victoriasymphony.ca/community/splash/
このイベントには総勢40,000人もの人が訪れるビッグイベントです。こんなん行くしかないでしょう!と即決するも僕以外のメンバーは興味がないので帰りました。実際の写真はこんな感じ。
手前にはカヤックを借りて鑑賞する人たちも。
大満足な内容でした。プログラムは以下の16曲。
O Canada
Symphony No.2 “Little Russian” – Tchaikovsky
Piano Concerto No. 2 – Shostakovich
Porgy and Bess: Symphonic Picture – Gershwin
Navarra (Danza Espagnole) – Sarasate
Chicken Dance – arr. Oesterle
Radetsky March – Strauss
Danzon No. 2 – Marquez
Symphonie Fantastique – Berlioz
American in Paris – Gershwin (arr. Whitney)
Star Wars: The Force Awakens Suite v. The Jedi Steps and Finale – Hal Leonard, J. Williams Signature edition
Star Trek: Into Darkness Suite
1812 Overture – Tchaikovsky
Highland Cathedral
Amazing Grace
スターウォーズのテーマやラデツキー行進曲、アメージンググレースなどオケに興味が無い人でも聴いたことがある定番から、チャイコフスキーの交響曲第2番やベルリオーズの幻想なんかも演奏してました。トリがチャイコの1812年序曲だったんですが、大砲のところ(曲中に大砲が使われる箇所があります)でステージの後ろから花火が上がる演出がもう最高すぎて、感動で泣きました。一人で残留したかいがあったというものです。その後エンドロール的な感じでバグパイプによる曲が2曲続き終演となりました。
そもそも外でのオーケストラを聴くのは初めてでしたし、また、海外の「フォーーーーー~~!!!!」みたいな歓声と一体感の中でのコンサートはより親しみやすさを感じました。日本のそれよりも格式高くないというか、偏見がないというか、楽器をやってない人でも楽しめるプログラムと、そういう人たちも楽しむオープンな姿勢が感じられた素晴らしい経験となりました。
ということで今回はビクトリア旅行記でした。
行ったの一ヶ月前くらいなんですが意外に鮮明に覚えてるものですね。次の旅行記はアメリカになると思うので楽しみにしていてください。それでは今日はこの辺で。