二神大輝(EIMEI予備校塾長)のブログ

【早く大人になりたい!】子どもたちがそう思える社会をつくることが夢。旅行、料理、写真など趣味についても書いていきます。

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【アメリカ大陸横断一人旅】ラス・ベガス編6日目~グランドサークルツアー②~

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300日後にパパになる夫の日記

夏に産まれてくる子どものために日々葛藤する二神の日記を連続記事としてnoteのマガジンにまとめています。ぜひご覧ください!

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9月28日(水)グランドサークルツアーその②

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前回書いたグランドサークル①の続きです。 

daiki-futagami.hatenablog.com

 

 

この日は朝5時50分に集合し、グランドキャニオンから臨む朝日を眺めることから一日が始まりました。季節的に秋入り口なのでまだ日の出が早くありません。冬の時期だとこれより一時間以上前倒しのスケジュールになり4時前の出発だそう。

 

日の出は6時21分。マザーポイント(Mother Point)というきれいに朝日が見れる人気のスポットに行きました。観光客でごった返していたのですが、アダムはなんでも知ってるので穴場(崖)に連れていってくれ、貸し切りの場所で優雅に日の出を眺めました。こんなに贅沢な朝はありません。

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こちらがマザーポイント。

 

 

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少し雲がかかっていましたがそれもまたきれい。

 

 

 

 

崖からグランドキャニオンを見ていると吸い込まれそうになります。僕の「やっちゃいけないことをやりたくなる性格」は関係ありません。気を抜いているとフッと飛び込んでしまいそう。

ちなみに崖の下までは1200mあるそうで、落ちたら確実に死にます。渓谷まで一直線ではなく途中の崖で止まりますが、それでも2~300mほど落ちるので飛び込まないようにしてください。それと死人が出ると評判が下がると聞きました。万が一落ちてしまったときは

「ぎゃあああああああ」

とか

「うわああああああああ」

ではなく

「ひゃあああああああほっほっほおおおおおおおおおおいいいぃい

グーフィーのように叫べば他の観光客がそういうアトラクションと勘違いして拍手してくれるそうなのでその際はぜひ。

 

 

 

参考動画:


〜野々村議員とグーフィーの叫び声についての検証〜

※グランドキャニオンに行く前に練習しておきましょう。野々村議員の鳴き声風でもOKです。 

 

 

 

 

そして次はアンテロープキャニオン(Antelope Canyon)に向かいます。アンテロープキャニオンとは鉄砲水によって削られた渓谷のことです。ネイティブアメリカン・ナバホ族居留地内にあります。

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1930年台、アメリカ政府によってナバホ族の子供はアメリカの公教育機関に行き、教育を受けることを義務化されていました。ある日、夏休みの間に羊の管理に従事していた一人の女の子が、2匹の羊がいないことに気が付き、渓谷の動く影を追いかけました。そこで発見したのがアンテロープキャニオンです。渓谷は日が当たらないため動物たちの避暑地となっていたそう。夏休み明け、いい成績をもらえるだろうとこのことを学校でレポートにまとめたところ、評価は最低の”F”。嘘つき呼ばわり。しかし彼女の証言をもとにナバホ族の大人たちの探索しこの場所が公に知られることとなりました。現在でも彼らによるツアーガイドが組まれています。

ちなみに現在ではツアーガイド会社が2つあります。どちらもナバホ族、身内です。兄妹ケンカが原因で分裂したそう…回る場所は一緒なので中身に大差はないと思いますが。

 

 

アンテロープキャニオンの渓谷はたくさんありますが、その中でも有名なのがアッパー・アンテロープキャニオン(Upper Antelope Canyon)ロウアー・アンテロープキャニオン(Lower Antelope Canyon)。まあ、上にあるか下にあるか、みたいな。具体的な違いは鉄砲水による侵食のされ方で、アッパーはA字で上が狭く下が広い削られ方、ロウアーはV字で上が広く下が狭い削られ方をしています。僕らはロウアーの方に行きました。

 

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ガイドに続いて歩いて向かいます。結構混んでました。

 

 

 

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いよいよ階段を下って渓谷へ。下まで数十mあります。

 

 

 

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降りてきました。階段では危ないので撮影禁止。

 

 

 

 

渓谷内は神秘的で上から降り注ぐ陽の光によって水晶を含む岩壁の砂岩が輝いています。おそらく一度はどこかで観たことがあると思うのですが、実はWindowsのスタートウォール写真のひとつだったりします。とあるフォトグラファーの写真がナショナル・ジオグラフィという雑誌に掲載されたことで一気に有名になったのですが、写真の最高落札価格が約1億2000万。これでセドナの別荘買えちゃうじゃん…。

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

※ここから要注目

 

 

 

 

 

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僕が撮ったアンテロープと、

 

 

 

 

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Windowsのウォールペーパー。

画像:http://pcwallart.com/nature/より抜粋。

 

 

 

 

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 完 全 に 一 致 。

(アダムに場所を教えてもらいました。)

 

 

 

 

先述したようにこの渓谷は鉄砲水によってつくられたのですが、過去には死人が出ています(グランドキャニオンに引き続き)。鉄砲水とは時速50km/時以上の速さで流れる洪水のことを指しますが、アンテロープキャニオンは標高がやや低い場所に位置しているので、高い場所でスコールや大雨があると坂によって勢いを増した水が渓谷内に流れ込みます。現在はツアー会社が少しでも危ないと判断したら避難するように指示を仰いでくれるので、よほどのことがない限り死にません。安心してください、逃げられますよ。


Insane Flash Flooding, Antelope Canyon and Page Arizona. August 2nd, 2013

参考までに2013年の鉄砲水を。

これ、深さ数十mから溢れ返ってる濁流です。怖すぎませんか。

 

 

 

 

絶景を堪能した後、近くの中華料のビュッフェへ行き昼食をとりました。夫婦で経営してる店なのですが、おかみさんが7,8ヶ国くらい話せる超人とのこと。本格麻婆茄子が美味しかったです。

 

そんなこんなでツアーも終盤。ガイドのアダムについて少し紹介しておきます。

前回の記事でも書いたようにラス・ベガス在住の日本語ペラペラアメリカ人です。以前は商社で働いていたそうですが、現在はツアー会社の代表をつとめ、グランドキャニオンでのバックパッキングをメインに、幅広くガイドしています。グランドキャニオン内すべてのガイド資格(すごい)やトレッキング・ロッククライミングコースの開拓と、40歳ながら現役バリバリで活動しています。終始マシンガンのように喋っていましたが、博学で地質学の歴史から日本の芸能界までなんでも知ってます。

 

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帰り道、一緒に写真を撮ってもらった。

 

 

 

アダムはADVENTURE LIFE INC.という会社をやっているので、ラス・ベガスで自然を満喫したいなら絶対彼に任せたほうがいいと思います。今回僕はVeltraという代理店を通じてJAVAという会社のツアーに申し込んだのですが、こちらではガイドを選べないのでぜひ直接問い合わせてみるといいかと。日本人のツアーガイドが多いですが、やはり現地の人の方が詳しいです。ここまで日本語が話せて日本人の感覚がわかる人も稀なので。

 

 

 

 

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楽しかったグランドサークルツアーもこれでお終い。本当は書きたいことがまだまだあるのですが全部書いたら1万字くらいになってしまうのでここらへんで…。アメリカ旅行するならグランドキャニオンは絶対行くべきです。学生なら卒業旅行、会社員ならGWを活用して行ってみてはどうでしょうか。本物の絶景は生で味わってこそです。

 

さて、ラス・ベガス到着後、夜行バスでロサンゼルスに向かいました。次回からロサンゼルス編になりますのでお楽しみに。

それでは今日はこの辺で。

 

 

ラス・ベガス5日目はこちら: 

daiki-futagami.hatenablog.com

 

追記:ロサンゼルス1日目はこちら 

daiki-futagami.hatenablog.com